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zoom RSS 2017年の年頭挨拶

<<   作成日時 : 2017/01/23 17:25   >>

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  新年にあたり、ご挨拶申し上げたい、と思います。
  現在、タクシー業界ではウーバーを始めとするライドシェアや自動運転、ロボットタクシー、スマホアプリをめぐるタクシー会社の合従連衡が大きな話題となっています。これは、グローバル化を背景にした技術の進展が、我々の仕事の仕方を大きく変える可能性があるからです。「流しや無線配車という仕事がなくなる。」というのは、考えていくと、それなりの理屈であり得ることですが、それは私のような若手の経営者が心配する、遠い未来の話であって、平均年齢60歳の職場としては、もう少し身近な点を考えることで、将来に対して備えるべきでしょう。今年度の会社の活動方針の中で、「狭く深く、我々らしく」ということを申し上げました。その意味するところを今一度振り返りたいと思います。
  「狭く深く」というのは、地域を大切にして、単にお客様を輸送することだけではなく、もっと地元の本当のニーズを捉えていこう、ということです。タクシーは利用者のニーズを追求する、ということを元来してきませんでした。その必要がなかったからです。いや、「タクシーによる移動そのものを必要とする」ということは、今後もないでしょう。何かやりたいことがあって、そこに出かける為の手段として、タクシーを必要とするのですから、特段外出する用事がなければ、タクシーどころか自動車も自転車も必要ないのです。重要なのは、出かけたいな!と思った時に、タクシーという交通手段がパッと選択肢の中にあるかどうか、です。UDタクシーや子育てタクシーの要望や問合せが事務所に非常に多いことはよくご存じだと思います。これは普通のタクシーじゃなくて、「私の為のコミュニケーションの出来る」乗り物が求められている、ということを意味しています。今まで以上に使い易くすることが求められているのですが、現在のタクシーの実力は、運賃、サービス、呼出やすさ、どれをとっても、まだまだ発展途上です。でも、あんまり、利用者にとっての使い易さだけ追求していくと、売り上げにならない、すなわち、商売にならないじゃないか、という方が結構います。まさにその通りです。でも、順番を間違えてはいけません。先義後利と言います。運賃以外に売上が頂ける仕組みづくりにも目は配りますが、まずはやるべきことをやりましょう。お金は後から必ずついてきます。
  次に「我々らしく」という部分について、です。ここでは「私らしく」ではなく、「我々らしく」としているところに注意をして欲しいと思います。世の中では、「社畜」という言葉が出てきたり、電通の過労死が大きな社会問題となっています。しかし、そんな企業社会とはうって変わって、タクシー会社は、個々人がバラバラに、コツコツと食べていく為に仕事をしている、という姿が今でも一般的です。学校を出て入社すると、直ぐに大きな目標を掲げられ、一律の社会人教育をしている企業の姿と随分違います。
   タクシー会社には、中途採用で余りに多様な人々がいるのです。20代と70代、家族のある人ない人、健康な人不健康な人だけなら、まだ良いのですが、今まで運が良かった人、悪かった人が、全く同じ労働条件で働いているので、働く意欲の有無、収入の多寡に大きな差が開き、これが悪い方向に働くと、蔑みの気持ちや、嫉妬の感情となって時にトラブルとなり、これがタクシーの労務管理の大変さをもたらします。
  しかし、世の中では、今、逆に「色んな人がいる組織は強い」という認識が強まりつつあります。ダイバーシティと言われています。これは、単にリスク分散が出来て、色んな知恵が出る、という事だけではありません。没個性的な社員教育や標準化されたモノづくり、接客サービスが余りに一般的になった為に、かえって「その人らしさ」をどう活かすかが、注目されているのです。スーパーでレジ打ちの従業員に話しかけてみることをお勧めします。没個性的なキーパンチャーと、会話や笑顔のある人と、どんなに気分が違うか!買い物の気分が一変します。こうしたことを考えると、タクシー会社は、従業員の多様性を良い方向に活用していくことが大事です。それには、「私らしく」の羅列ではなく、「我々らしく」が重要になってくるのです。「私らしく」を「我々らしく」に変換していく為には、異なる立場の人を理解しようとする気持ちやコミュニケーションが、とても大事です。事故が多い人がいる、売上の悪い人がいる、それはどんな優秀なタクシー会社もいます。問題は、事故の多い人に事故の少ない人が助けてあげられるか、苦情の多い乗務員に対して、排斥するのではなく、どうやったら接客接遇が良くなるのか、を相手の立場になって、アドバイスする習慣や雰囲気を作っていくこと。一人でポツンと不健康にしている人がいたら、その人を仲間だと思ってフォローをすること。排除するのではなく、その人らしさを認めつつ、仲間となる。これが「我々らしく」の意味するところです。
   誰から誰までが、「仲間」なのか?というのが、大事なことになりますが、当然東宝タクシーの従業員は、仲間です。しかし、現在のタクシー業界の危機的な状況を見ると、タクシーやおでかけに携わる人、福祉の現場の人、子育ての現場の人、産業医の先生、行政自治体の皆さん、皆を仲間にしなければ、到底未来はありません。今よりもずっと広く、仲間を仲間と感じ、連帯感を持ち、同じ大きな目標に向かう仕事の習慣を付けましょう。だから、勉強が大事です。昨年は、会社に簡便な図書館まで作りました。
   最後に酉年にちなんだ話をします。群れになって飛ぶ鳥は、誰がリーダーとも分からないけれども、「あ、うん」の呼吸で方向転換をします。そこには、誰か強引に引っ張っていく姿はなく、自発的でありながら皆が同じ方向に進んでいくのです。あの姿こそ、会社が目指す姿です。共にタクシーを成長産業に方向転換させていきましょう。今年も、社内外とも解決すべき課題が沢山ありますが、労使一体となって取組んでいくことを宣言し、年頭の挨拶とさせて頂きます。

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