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zoom RSS シェアリングエコノミーで、人と人はつながるか?

<<   作成日時 : 2016/08/02 15:39   >>

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  「一度壊れたら元には戻らない」危機感から、現在タクシー業界では、ライドシェアに反対する活動が活発です。
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  ただ、個人的には、現在のライドシェアへの問題点の指摘は、白タクによる運転は事故リスクが高い、とか、労働者でないから社会保険料を支払っていない、とか、それ自体は正しいのですが、反証される制度や事実を用意されたら、その弱点が逆に克服されてしまうような印象を持っています。(そもそも良し悪しは別にして、個別輸送の死亡事故は一度に亡くなる人数が少ない為、社会問題化することは、今後もあまりないのではないか、と思います。)
  私が、シェアリングエコノミー全般に対して、強い違和感を感じる点は、「日本に古くからある隣近所の助け合いが、経済活性化につながる」とか「豊かな近所付き合い、地域コミュニティー活性化が促進される」という主張です。http://platinum.mri.co.jp/sites/default/files/page/sp_20160425_1.pdf

この点については、完全に逆でしょう

  ITによるマッチングは、自分にとって都合の良い出会いを実現する仕組みであり、都合が悪くなったら、取替えが簡単に出来ます。これは、シェアリングエコノミーに限らず、IT化社会の必然的な方向性です。例外なく構造的にそういう仕組みになっています。Amazonに代表されるように、物品購入はIT化でとても便利になりました。私も大好きです。しかし、それでも本屋で無駄に過ごす、豊かな時間が失われていることは否定しません。これが人間関係となると、事態はもっと深刻なものになります。簡単に「人間」や「人間がする仕事」の取替えが出来ると、人の尊厳が失われます。便利になったけど、幸福感は必ずしも比例しない、というのは、多くの方の実感ではないでしょうか。
  まぁ、別に出会い系サイトで幸せに満ちた夫婦が生まれる可能性もゼロではないし、時代の流れは止まりません。しかし、私は、仕事柄、地域で一生懸命に人間関係を繋げることに、本当に尽力をしている人達を知っています。だから、あまり簡単に「日本に古くからあるつながり」とか、言わないで欲しいのです。
  地域のNPOや地縁を大切にする多くの人は、「便利」と「幸福」を分けて考えます。そういう人達は、「見たくないもの」もちゃんと見て、面倒臭いこと、不便さの代償を払って、幸福な社会を目指しています。地理的な近さやそれがもたらす一緒にいる時間的な長さこそが、何にも代え難い人間関係の幸福の源な筈です。
  ま、タクシー業界は「周回遅れ」で、もっと便利になるべき領域が沢山あるので、偉そうなことは言えませんが、シェアリングエコノミーと論戦を張るのならば、こういうポイントを押さえておくべきだと思います。

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